「健康保険証が廃止になったと聞いたけどどうしたらいいの?」「マイナ保険証は本当に安全?」とお考えではありませんか?
結論として、マイナ保険証は従来の健康保険証に代わりこれから必要不可欠になるもので、メリット・デメリットを正しく理解して活用することで多くの恩恵が得られます。
この記事では、薬局でのマイナ保険証の利用方法や、メリット・デメリット、健康保険証との紐づけ方法などをわかりやすく解説します。マイナ保険証について正しく理解し使いこなすことで、より良い医療提供を受けましょう!
マイナ保険証とは?

マイナ保険証とは、健康保険証として利用可能なマイナンバーカードのことを指します。初めて利用するときのみ、保険証との紐づけ作業が必要ですが、一度紐づけておくと次からはマイナンバーカードが保険証として利用できます。
マイナ保険証を活用することで、これまでよりも正確な健康保険の資格確認ができ、過去の服用薬情報や健診結果を踏まえた服薬指導が可能になるなど多くのメリットがあります。
2025年12月2日以降、従来の健康保険証は利用できなくなり、原則マイナ保険証での資格確認が必要となりました。
マイナ保険証のメリット・デメリットは?

引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/26833214/1#goog_rewarded
当薬局をご利用いただいている患者様の中にも、マイナ保険証を利用することに対してまだ不安を抱える方もいらっしゃる印象です。
もちろん、把握しておくべきデメリットも存在しますが、それ以上に多くのメリットがあることを正しく理解することで、より安心で安全な医療提供が受けられます。
メリット

マイナ保険証を利用することで、大きく分けて4つのメリットがあります。
- 過去のお薬の情報や健診結果を踏まえた質の高い医療提供が可能になる
- 面倒な手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除される
- 確定申告の医療費控除が簡単になる
- 救急時、適切な応急処置や病院の選定が可能になる
それぞれ、具体的にご紹介します。
1.過去のお薬の情報や健診結果を踏まえた質の高い医療提供が可能になる
受付時に情報提供に同意していただくことで、他の医療機関で処方された薬や健診結果の情報を薬剤師が確認することができます。これにより、同効薬が重なって処方されることを防いだり、ご自身の体質にあった薬の量を選択したりできます。
2.面倒な手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除される
通常、高額療養費の対象となる場合、一時的に窓口で負担割合に応じた支払いをし、後日必要な手続きを行うことで高額療養費の対象となる金額が還付されます。
しかし、マイナ保険証があれば、面倒な手続きをしなくても、はじめから限度額を超える支払いが不要になります。

引用元:https://kntkenpo.or.jp/konnatoki/k_futan.html
マイナ保険証を提示することで、手続きなしでもはじめから上図E欄の金額を超える支払いが発生しません。
3.確定申告の医療費控除が簡単になる
マイナ保険証を活用することで、確定申告の際、領収証を保管・提出する必要がなくなりマイナポータルで簡単に手続きできます。
マイナ保険証を利用した具体的な医療費控除の流れについては、多くのサイトで解説されています。こちらのサイトも参考にしてみてください。
4.救急時、適切な応急処置や病院の選定が可能になる
マイナ保険証を携帯しておくことで、救急隊員が診療情報や服薬情報などを参照でき、搬送中の応急処置や病院の選定を適切に行うことができます。
もし急に倒れたり意識を失ったりして救急搬送される場合でも、マイナ保険証から救急時に必要な情報を確認でき適切な処置・対応が可能です。
※ マイナ救急の詳細についてはこちら(総務省消防庁のページ)をご確認ください。
デメリット

マイナ保険証には多くのメリットがありますが、一部注意が必要な点もあります。マイナ保険証のデメリットには、下記の2点が挙げられます。
1.利用できない医療機関もある
マイナ保険証での資格確認には、医療機関・薬局がオンライン資格確認端末を導入している必要があります。2025年9月時点では、全国で95%程度の導入率となっており、一部の医療機関・薬局ではマイナ保険証での資格確認に対応していません。
未対応の医療機関・薬局では、「マイナンバーカード」と「資格情報のお知らせ」をセットで提示する必要があります。
2.個人情報の漏洩リスクがある?
個人情報が漏洩してしまうと考える方もいらっしゃいます。実際、過去には別人の情報がマイナ保険証に紐づけられたというニュースもありました。現在は、厚労省が紐づけの際のチェック項目を強化し、新たな登録ミスのニュースは上がっていません。
マイナ保険証の安全性についてはこちら(総務省)をご参照ください。
薬局でのマイナ保険証の使い方

薬局に来られた際は、月に1回マイナ保険証の提示をお願いいたします。受付に設置してある、カードリーダーでマイナ保険証を読み取って簡単な操作をしていただくだけで完了します。
具体的な方法については下記の通りです。
マイナンバーカードを用いた資格確認

①カードリーダーでのマイナ保険証読み取り
受付に設置してあるカードリーダーにマイナ保険証を置いていただくと資格確認が始まります。
②本人確認
顔認証もしくは4桁の暗証番号を入力することで、本人確認が完了します。
③同意取得
過去の診療情報や健診結果の情報を、医療機関に提供することに同意するかを選択していただきます。より質の高い医療提供には、情報提供の同意が必須です。
④受付完了
以上で受付完了です。
詳しくは、厚労省の動画でもご確認いただけます。
スマホを用いた資格確認

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60802.html
2025年9月より、スマートフォンを用いた資格確認も可能になりました。事前に、マイナポータルからマイナ保険証をスマートフォンに登録しておく必要があります。
詳しくは厚生労働省のWEBサイト等でご確認ください。
まだマイナ保険証を登録していない人は?
まだマイナンバーカードと健康保険証を紐づけていないという方もご安心ください。薬局の窓口に設置してあるカードリーダーから簡単に紐づけができます。

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40391.html
詳しくは受付窓口でわかりやすくご説明しますので、初めてマイナンバーカードを持参される方もご安心ください。
まとめ

2025年12月で健康保険証の新規発行が終了したことで、マイナ保険証は今後必須となっていきます。メリットやデメリットについて正しく理解して、より適切な医療が受けられるよう積極的に活用していきましょう。
マイナ保険証に関してご不明な点があれば、スタッフがわかりやすくご説明しますので、お気軽にお尋ねください。
-2.png)

コメント